ずさんな工作で別れさせ屋への依頼がばれそうになり依頼を取りやめ

神奈川県 男性 36歳 会社員

私は、マニュアルを使って好意を持っていた女性とその婚約者を別れさせることに成功しました。その女性とは、今現在はまだ付き合うことができたわけではないのですが、まずは彼女が婚約者と別れたことで、やっと彼女と付き合うためのスタートラインに立てたと思っています。彼女との距離は順調に縮まっており、彼女と付き合うことができる日もそう遠い日のことではないと思っています。

彼女とは会社で移動になった部署で知り合ったのですが、彼女は私にとってはとても理想的な女性で、こんな女性と家庭を持てたらという理想の形がそのまま具現化したような女性でした。私はもう決して若くはありませんので、この先、こんなに理想的に女性にまた出会えるとは限らないと思うと、なんとしても彼女と親しい関係になりたいと思ったのです。しかし、私が彼女と知り合った時には、彼女はすでに婚約者がいました。恋人というならば、別れてくれるのを待つという方法もありますが、婚約者となると結婚されてしまったらもうそれまでなのです。彼女が、なんとかその婚約者と別れてくれないかと考えた結果、はじめは別れさせ屋に依頼をすることを考えてしまったのです。

別れさせ屋は、テレビや雑誌などでも話題になっており、別れさせ率は100%近いという話に惹かれました。確実に分かれてくれるならば、多少費用がかかって構わない、彼女が婚約者と別れてさえくれればと思って依頼をしたのです。しかし、別れさせ屋に依頼をした結果は最悪なものでした。

私が別れさせ屋に依頼をして少ししたころに、彼女がストーカー被害にあっているという噂を社内で耳にしたのです。事情に詳しい彼女の同僚にそれとなく話しを聞いてみると、同じ相手につけられたり、声をかけられるなどのおかしな事が続いたり、自宅の郵便物を荒らされたような形跡があったことなどを聞くことができました。彼女が婚約者にそれを相談し、現在は彼女に家の婚約者が泊まりこむようにしているから問題はないだろうというのです。

別れさせ工作を依頼した別れさせ屋に確認をすると、彼女の言うストーカーとは、私が依頼した別れさせ屋に間違いありませんでした。

これでは別れさせるどころか婚約者との絆を深めているだけですし、何より彼女に不信がられるような調査や、安易な接触をするなんてプロの仕事とも思えません。最悪の場合、彼女がストーカー被害として警察にでも相談すれば、相手が別れさせ屋で、私が依頼したということがバレる事態だって考えられるのです。彼女との関係が終わるだけではなく、私の社会的立場も危うくなるところだったのです。

私はすぐに依頼を取りやめました。そして、もう人に頼るのはやめて、自分の力で彼女を略奪してやると心に決めたのです。結果ははじめに書いた通りです。マニュアルに出会ったのは運命でした。別れさせ屋なんかよりもよほど頼れる存在です。


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